外から来たみえないものがみえた時~ニカ担のブログ~

快感インストール。ニカ担待望の主演ドラマ。でも待っていたのはまさかの見えない誰かとの戦いだった。戦うっていうより防戦し続けずっと追われているような。そして、女性として目を背けてはいけないような気がしてた私・・・数日前までは。

ジェンダーを学んだわけではない。私は医療職だ。上野千鶴子さんや雨宮処凛さんの本は読む。仕事では福祉職で10年以上女性支援をしていた。世の中はジェンダーのみならず、貧困、生活保護認知症、障害、病気・・・・たくさんの偏見があり、そこをフラットにしたい、多角的な視野を持ちたいと思い仕事をしている。
また性についての講義を毎年していて避妊、中絶、出産、不妊治療について学生達に伝えている・・・ってかんじ。

「快感インストール」について、もともと下ネタが苦手なひと、自担の女性とのからみが苦手なひとといった「ニカ担で」「戸惑いが隠せない、受け入れられない」方については、ただ胸が痛い。いっしょに楽しみたかった、応援したかった、って気持ちがいっぱいなのに受け入れられない、脳天気に楽しみたかった、苦しいっていうのはもう辛いだろうな。だって大好きだもんねニカちゃんのこと。仕方がないよ仕方ない。誰だって、受け入れられないことはある。生身の人間のやることだし、ましてや、キスマイ。ましてや二階堂高嗣だもの。

苦しまないで。みんなの感想見てもし、見られそうかなーと思ったなら薄目あけて見ればいいよ、無理なら次を待とうよ、今回の挑戦はきっと次につながってみんなで沸ける日がきっと来ると思う。もう自分を責めてしまう健気なニカ担を片っ端から抱きしめたい気持ち(やめて)(めいわく)(ソーシャルディスタンスッ!!)

前置きが長いが今回は「外から来た黒船」について私は言いたい。(敵というのもナンだから黒船って言ってみた)

フェミニズムについてこれほど深く考えたことがあっただろうか。敵を知らないとメンタルがやられそうだったのでいろいろ調べた。(知識をありがとう敵)(結局敵言ってんな)
まずフェミニズムの歴史を知ろうと思った。日本では女性参政権のために戦った婦人会とかが起源なのかな、と予想をしつつ。

voguegirl.jp

ja.wikipedia.org

www.tokyo-np.co.jp

日本の家長制度や参政権、さまざまな女性の権利を勝ち取ってきた先人に感謝。
何か女性の問題がおきると「フェミが!」「フェミ、きもい」などとキチンと話をしない感じが私はイヤだなと感じていた。


しかし、快感インストールを中止に追いやっているひとはこんな立派なひとたちなのだろうか。
ウーマンリブ論を書いた田中美津さんはこう言っている。

女性解放というけれど、まず自由になるべきは私自身。最初はだれでも一人です。孤独の中で自分の問題と向き合い、その痛みと真向(まむ)かう。そしてそういう自分を言葉化するところから、「私」のフェミニズムが始まるのです。そんなフェミニズムを生きながら、「取り乱し」つつ力を合わせ、より生きやすい社会を目指したいですね。

 このような深い思考を持っているフェミニズム論者は、気に入らないコンテンツを撲滅する運動家と同じにとても思えない。

 

もう少し調べることにした(知識をありがとう。黒船たち)(いやみだよ)

フェミニズムを語る中に「ツイフェミ」と言われる方々がいるんですね。

president.jp

題名のあおる感じは好みではないけれどそれは置いておいて。

SNSフェミニズムを語る女性の何がいけないのかな、その言い方こそ女性蔑視では、なんて思いつつ読んでみた。
しかし、ここを読んでなんだかヒントを得た気がした。

閉鎖的な言説空間内でのコミュニケーションを繰り返すことによって、特定の信念が増幅・強化されていく状況は、「エコーチェンバー現象」と呼ばれている。

 

ツイッターフェミニズムは、まさにこうしたエコーチェンバー現象の産物である。同じ信念と怒りに囚われた仲間たちで徒党を組み、意見の異なる他者を全てブロック・ミュートする。炎上に便乗して標的を攻撃することで「戦果」をあげ、内輪でうなずき合うことを繰り返す。

 この方たちの戦果は自分たちの力で標的を攻撃することで得られる。
わかりやすい結果でなければ、攻撃した戦果にはならない。つまりは配信中止だ。

正しさに突き動かされている人もいると思う。同じ宗教でも行き過ぎれば原理主義、政治でも極右、極左となる。そしてそれらの人は自分が最も正しいと信じている。

正しいと信じている人に「見てから判断して」なんて言ったって通じるわけがない。
二階堂君の初主演になんてことを・・・とか、ファンを傷つけていることについてどう思うんですかっ!なんてもちろん、配信前の誹謗中傷こそ暴力じゃないですかっ、なんて過激に反応してみてもそんなの関係ないのだな、と理解した。
「正しさ」(それが本当に正しいかは置いといて)を掲げている人の前では、人は無力だ。とにかく配信中止という成果をあげたいんだ。

 

「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症 | 坂爪真吾 |本 | 通販 | Amazon

↑坂爪真吾さんの書籍

24時間許せない対象を探して怒りを求めるという言葉に納得しつつ

さらにツイフェミのいままでの功績を読んでみた。バイアスかかっていて悪口ばかり探すのはフェアじゃないからね。

ja.wikipedia.org

え・・・。わたしも先日のアツギのタイツは女性をなんだと思っているんだ、と気分が悪かったよ?でもスバルのCM中止なんて完全に言いがかりじゃないか・・・?????????????

スバルCMに関する論争[編集]

2014年11月サーフィンを楽しんで疲れ果てた夫が後部座席で眠り、妻が運転している場面で終わるスバルのコマーシャルに対して、男尊女卑、差別的、妻が奴隷のようだといった批判が殺到した。サーファーの夫を持つ女性ライターが「安全や効率を考えれば妥当な判断で現実のサーファーの妻たちは男尊女卑の認識は全くない」と反論する一方、「本人が好きでやってるかどうかの問題じゃない」などと批判が噴出した[4]

 お父さんが運転していて女房子どもが寝ているのはOKなの・・・?

またツイフェミの中にはミサンドリー(男性嫌悪)の女性も含まれているようだ。
ミサンドリーなツイフェミの方からしたら、ジャニーズなんて男性集団にうつつを抜かしてる女性、快感インストールを楽しみにしている女性なんて「ゲスのきわみ」で嫌悪の対象だろうと想像する。思考をどうにかしてやりたい、教育してやりたい気持ちになるだろうな、と思う。リプ欄の激しさが物語っているな、と。

ミサンドリーになった経緯にはおそらく何かしらのことがあったのだと思う。
その課題を背負っていることについては、おそらく男性がらみだろうしそこには気持ちが痛む部分はある。

 

加えて武蔵大学 社会学科専門はジェンダー論の千田有紀教授がAbemaNEWSにて語った言葉を引用する。

キズナアイの問題に関しては、私も当事者だ。実際には言ってないことがフェイクニュースメディアで拡散されてしまい、裁判係争中だ。そういう点でTwitterでの議論は難しさがあると思っている。問題とされた私の書いた記事がTwitterでものすごく拡散して、ものすごく燃えたが、実は記事そのものは全然読まれていなかった。つまり、“こういうこと言ってんだろ!”と、言ってもないことでTwitterが爆発したということだ。やはり140字だけで文脈を切り取ってしまうし、一度ワーッと拡散してしまうと、後でいくら“違う”と言ってもかき消されてしまう。そういう意味では、議論するメディアとしては難しいと思っている」。と自身の経験を元に語った

 今回予告動画だけで何がわかるの?とファンとしては言いたかったが、もともと140字程度でも判断できるのだから、燃料をくべるにはこの方々には充分な長さなのだろう。

また見解がわかれる「たまたま酔っ払ってつまづいたもえちゃんの胸を触っちゃったんだよ。そしたら電流が体中に走ってもえちゃんがエッチしている映像がみえた」これを「無許可で触る=暴力」「たまたまでいい思いをしているのはおまえだけ。ラッキースケベを許すな」論争。もっともだけれど、それ言っちゃったら「壁ドン」も「顎クイ」も「袖クルも」(袖クルはいっか)キスブサは犯罪の温床ですね。私の大好きなスノボ二階堂君の「かわいい顔してますね」のくだりなんてアウトオブアウト。スケート場でいきおいよくナンパしてきてドンッッと壁にくるのもアウトですね。
現実にはプライベートゾーン<水着で隠れる部分+口>は、命をつなぐ大切な場所だから、勝手に触られない、見せない、写真にとらせないと言う意識は子どもから教える必要がある。だからもえちゃんの胸も触ってはいけない。
スカートめくりもNGではある。
そこらへんは、性の教育が根付いてきた部分であり、今後大切な意識だと思う。

ニカミツもスタッフも考えざるを得ない状況だっただろうな。

反省している人にツイフェミはとどめをさしたいと思う。そして、もう忘れて次の燃料探しに行く。一部の過激化した暴徒は田中美津さんのいう

孤独の中で自分の問題と向き合い、その痛みと真向(まむ)かう

 

 ことはあるのだろうか。人は不快感や不満を抱くとそれらの感情が原因でないとわかっていてもは他人に嫌悪や憤りを感じてしまうことはあるもの。徒党を組んで燃やしているのは、女性蔑視の社会や自分自身のコンプレックスや冷遇へ不満が原因。ニカみつがスケープゴートにされてしまったのかな。
同じ女性というだけで極端な意見がわからないことに思い悩む必要はない。
見えない戦いではない、中止にすることで快楽を得ようとしている良い/悪いの二次元理論にのっかてる人々との戦いだったのか。快楽インストールを肯定することは「女性なのに女性を否定する」こととイコールではない。当然「性暴力」「レイプ」「痴漢行為」に賛成なわけではない。
外から来たみえないものの正体が見えたらとてもすっと整理ができた。

もう動じない。

ニカミツは何度でも這い上がれる人だ。
キスマイを思い、二階堂くんの魅力をなんとかして出したくて勝負に出たのだろう。

二人の挑戦と思いを私は絶対に確かめたい。
はじめての主演をブログで告知もできないニカちゃんに胸がしめつけられる思いがする。
でも。スタッフも監督も「二階堂でいこう」となったニカちゃんの魅力は少なくとも現場の80人に伝わった。かけがえのない主演ドラマの経験もできた。
炎上したからって、ドラマにかけた思いも演技挑戦の経験もスタッフたちとつくりあげた日々ももなくなってしまうわけでない。
すべての経験を血とし、肉とするニカちゃんのことを私はとても信頼している。

♪Re: 心が折れる音がして くじけそうになりかけても 支えてくれたみんな
    僕らが迷ったときも愛し続けてくれてありがとう

トライアンドエラーを繰り返すキスマイ、その中でも一筋なわでいかないニカちゃんを応援しているんだもん。いろいろあるよね。
でも最高に楽しくてずっと飽きない。ニカちゃんもニカ担も私は大好きだ。